保健の研究授業を見に行った。
「家族計画を立てよう」という単元で、これは面白いぞとわくわくしながら行ったのに、ソース不明の出鱈目なグラフを持ち出し、生徒に「年齢を重ねると出産成功率が下がる」なんて読み取らせ、「女性は卵子が老化する前に早く子供を産みましょう」と平気な顔して結論付けていた。
その場で泣きだしそうになった。
最近やっと幸せの形も個人の思想も多様化されてきて、それがだんだん認められつつあるのに、それらすべてを度外視しないでくれ。お前の無勉強でめちゃくちゃにしないでくれ。
ていうかもしもあの授業受けてる生徒が高校生の時のわたしだったら、完全にブチ切れて出て行ってた。
あの頃は今以上に尖ってたから、結婚もしたくなければ子供もほしくないと思っていたから、あーやって結婚すること子供つくること大前提で話進められてたら絶対拒否反応起こしてた。あの場でも言い出せなかっただけでそう考えていた生徒もいたかも知れない。
だからどうしてこんなに大切な話をお前がしてるんだよ。無勉強のお前が。
無勉強なことくらい自覚してほしくて、一応思ったこと伝えてみたけど、あはは!って笑い飛ばされてしまった。
もう「対話」なんて無意味かもね? 「対話的」な学びなんて深くもなんともないのかもね?
もうお前に分かる言葉なんかわざわざ選んで喋りたくもねえよ。ていうか分かろうとしないじゃん、バカの壁に包囲されてるお前なんかには一生わかんねえよ。
お前の「勉強してる」とか「本読んでる」とかは大抵自分に都合のいい本の都合のいい箇所だけ眺めてキモチよくなってることに過ぎないよ。
そんなマチズモ具現化したみたいなマッチョ思想のコンプレックス産業が生み出した駄文読むことは勉強とも読書とも言わねえから、エロ本読んでシコってるだけだから、二度と読書を語らないでほしいな。
いつだって都合の悪いところはバカの壁で隠して見ないふり。
わたしのこういうところだって、笑い飛ばして見ないふりして、この子は飲み会でお酒注いでくれる、自慢話聞いてくれる、愛想振りまいてくれる子ってくらいにしか思ってないのバレバレだよ。
わたしよりもわたしのひどいとこ知っていてほしいよ。その上で好きでいてほしいよ。
だけどそんなの無理だってことも知ってるから、わたしの一番汚いとこ見ているあの人を仮想的に志向する。
あなたが育った町にわたしの神様が来るよ。
あの人の町の店、あの人と通りがかったあの店、あの人がギターを買った店でわたしの神様もギターを買っていたなんて飽和状態じゃないか?! 全部妄想かもしれないけど。
妄想を何度でも繰り返してあの人を愛するけど。
それでもいいよね。わたしはわたしの幸せの形自分で作っていく覚悟あるし自信あるし。
努力して天才を超えたいなあ。
そのために、隙を見て取り囲んでくるバカの壁もバイアスの壁も、全部ぶち壊していきたい。
いつかまで、 生きなくちゃね。